170105 「どげ」という魚入りのカップ麺

おばあちゃんと私は、一緒の教室に通っていた。その帰り道、おばあちゃんが脅迫状を受け取ったことが判明した。家に帰るのが危険かもしれないと言っているので、私も家に帰らないことにした。私は別に普通に家に帰ることができたのに、なぜか帰れないような気がしていたのだ。

二人で、公園で一晩を明かした。日光が眩しい、夏の暑い日だった。

男の子の集団が、ふざけてホースから水を凄い勢いで噴射していた。

私は籐でできた茶色い鞄にケータイ・財布・鍵を入れていた。その鞄が腐食したのか水の中で開いてきて、財布が落ちてしまったので、鞄の外側からスーパーのビニール袋を被せた。しかし、その鞄をおばあちゃんが座っているベンチに置き去りにしかけてしまい、慌てて取りに戻った。その際、なぜかケータイと鍵だけはポケットに入っていたので安心した。

公園の近くにはコンビニも碌に無いことは既に確認済みだった。しかし、何とかカップラーメンを一つ手に入れることができた。具材として、皮付きの魚が載っていた。食べてみると、味自体は良いが、皮だけが耐え難い感触をしていた。ぬるぬるふわふわしていて、口に微妙に纏わりついてくる。途中で何度も嫌になりながらも、ようやく食べ切った。原材料の一覧を見てみると、その魚は「どげ」という名前らしいと消去法でわかった。しかし、「け」という一文字の真ん中で改行されていたので読みにくかった。聞いたことがない名前なので、安くて質の悪い魚なのかなと思った。実際このカップラーメンは非常に安くて、100円か180円くらいだった。

結局、おばあちゃんは家に帰ることにした。私に「家まで送って、そしたら真っ直ぐ自分の家に帰り」と言ってきた。私は少し心配だったが、おばあちゃんを送り届けるとそのまま帰宅した。


何かビニールのようなものをくるくると丸めて、最後に丸めた方向と垂直方向に二つ折りにしてセロハンテープで固定した。セロハンテープは、階段ロッカーの上の方の黄色い扉の中にあった。ロールの外側にアピタのロゴが入っているという、不思議なテープだった。

普通にテープカッターで切って貼っていると、お母さんが来て「使い方が違う」と怒った。よくわからないが、まずアピタの部分は調節と固定のために使い、実際にテープとして使うのは内側の部分らしい。お母さんが実演してくれたが、その方法ではアピタのロゴ入りのところがたるんでいたので、あまり良い方法には思えなかった。