160926 お父さんがテスト用紙を配布する

私たちは、学校の教室でテストを受けていた。机は規則的に並んでいるわけではなく、まばらに配置されていた。私の左前の席にはお父さんが座っていた。私の席は教室の最後列で、その後ろの壁のドアを開けると隣の教室に行けるようになっていた。そこでも、何人かの生徒がテストを受けている。よく知らないが、たぶんその後ろにもさらに教室が続いていたのだと思う。

テスト用紙は前から回されてきて、生徒一人が一部ずつ取って後ろの人に手渡すことになっていた。最後列に座っている人は、隣の教室の最前列の人に渡しに行かなければならないが、それは結構な手間だった。その分テストに取り組む時間も減るため、不公平である。初めのテストでは、私の左隣に座っていた男の子が用紙を渡しに行ってくれた。同じ列の中では、右を前、左を後ろと扱うことになっていたからだ。

しかし、彼は初めのテストを受け終えると帰宅してしまい、次のテストでは最後列が私一人になってしまった。隣の部屋まで行くのが面倒だなと思っていると、お父さんが振り向いて「俺が配りに行ってくるわ」と言ってくれた。お父さんはここの生徒ではあるが、聴講生のような立場のため、テストの成績はどうでもいいからだ。お父さんは、次の部屋の最前列の人に手渡すだけではなく、その後ろの生徒たち全員に配布するつもりであるようだった。

テストには大問が数個あった。そして、1番から非常に難しかった。数学教師のS先生が前を通りかかり、私のテスト問題を一瞥して「これは難しいわ」と呟いた。私は当然のようにその問題を数学の問題だと認識していたが、思い返してみると、数学というより生物っぽい問題だった。

最初の問題は、示された四字熟語が何の略であるか答える問題だった。その四字熟語には「置」という漢字が含まれていて、私はそれを「置換」の略であると予想した。それにしても他の漢字が何の略かわからないためその問題は解けない。次の問題に移ろうとすると、それは「前の問いで答えた処理を○○に行うとどうなるか記述せよ」というような問題で、先の四字熟語がわからないと解けないようになっていた。更に次の問題に進むか、最初の問いを考え続けるか、しばらく迷っていた。

そうしているうちに、大問5の作成者である女性の英語教師が、問題の訂正と質問受付のために私たちの教室を訪れた。教室の試験監督者が「何か訂正はありますか?」と尋ねると、彼女はミュージカル的な話し方で間違いの訂正をしていた。黒板に何かを書いていたが、私は眼鏡を持っていないため見ることができなかった。